「パーマカルチャーって結局なに?」
農業や自給自足のことだと思われがちですが、
実は暮らし全体をデザインする考え方です。
実際に暮らしの中で実践してきた立場から、
よくある誤解と、少しずつ見えてきた本質をまとめてみました。
パーマカルチャーへのよくある誤解
「パーマカルチャー=農業?」
「自給自足しないといけない?」
「意識高い人のもの?」
この記事を読んでいる方も、もしかしたらこんなイメージを持っているかもしれません。
私自身も、パーマカルチャーを知った当初は、どこか「特別な人の暮らし」という印象を持っていました。
そういった誤解をひとつずつほどきながら、パーマカルチャーって結局何?ということをお話していきます。
実践してわかってきたパーマカルチャー
私自身、最初からパーマカルチャーのことを分かっていたわけではありません。
むしろ「これで合っているのかな?」と迷いながら、暮らしの中で少しずつ試してきました。
実践の中での私の気づきをお伝えします。
パーマカルチャーは暮らしまるごと
パーマカルチャーは、畑作業をするとか、DIYで何でも作るといったイメージを持たれやすいです。
これは間違いではありません。
ただ、それだけの領域にとどまるものでもありません。
パーマカルチャーの「カルチャー」は“文化”を意味します。
つまり、食べること、住むこと、働き方、医療、地域との関わり、エネルギーのことなど、生きる上で欠かせない暮らし全体が対象です。
それらを、人にも環境にも無理のない形で、長く続いていくようにデザインしていく。
それが、パーマカルチャーです。
「完璧じゃなくて少しずつでいい」
パーマカルチャーを実践している人は、自給自足の暮らしをしていると思われがちですが、これも少し誤解です。
もちろん自給自足に近い実践者もいますが、パーマカルチャーが目指すのは自給自足そのものではありません。
自分にも、地球にも、無理のない暮らしです。
完璧を目指して自分の心や体に負荷をかけていては、それこそ持続可能ではありません。
大きな畑がなくても、小さなプランターから野菜を育ててみる。
自分のできそうなこと、作れそうなものを、少しずつ勇気を出して試してみる。
自分の苦手なことは家族や仲間に頼む。作れないものは買う。
それくらいのゆるやかな心持ちで大丈夫です。
「田舎じゃなくてもできる」
私は現在、里山での暮らしをしていますが、それ以前は街中のアパートに住んでいました。
街だから何もできない、と思ったことはありません。
むしろ、街の方がパーマカルチャーを始めやすいと言われることもあります。
人口が多く、交通機関も整っている街では、同じ考えを持った仲間と出会いやすい。
自然から切り離されたような場所だからこそ、少し自然と調和した暮らしを取り入れるだけで、大きな変化を感じられることもあります。
パーマカルチャーは、広い土地がないと始められないものではありません。
ゴミを「ゴミ」として見るのではなく、資源として捉え直すこと。
そんなふうに、自分の意識を変えていくことから始めることができます。
パーマカルチャーの本質
パーマカルチャーは「人間と自然が共存し、無理なく続けられる暮らしをデザインすること」
だと、私は考えています。
人間も生態系の一部である、ということを思い出しながら、生物や植物、森林や海洋への影響を意識して暮らすこと。
私は数年前から家庭菜園を始め、農業や地球環境に関心を持つようになりました。
自然界のしくみを知り、暮らしを見つめ直す中で、「このままでいいのかな?」と立ち止まる瞬間が増えました。
自然が壊れていくニュースを見ても、どこか他人事になってしまう社会にも違和感がありました。
急にこの社会の流れを止めることは難しいけれど、まずは自分自身が地球環境に配慮しながら豊かに暮らすことを実践していきたい。
そう考えて、パーマカルチャーを実践しています。
暮らしの中の小さな具体例
パーマカルチャーは、街にいても始められます。
その具体例を、いくつか紹介します。
・プランターや小さな庭で野菜を育てる
・生ゴミをコンポストで分解し、土へ返す
・前日のお風呂の水を洗濯に使う
・新品ではなく、中古の服や家電を選ぶ
・有機栽培の野菜やオーガニックな食材を選ぶ
・映画の上映会やイベントを開いて人とつながる
・家具を自分で作ってみる
・小さな太陽光発電で、少しだけ電気を自給する
こうした行動は、環境にやさしいだけでなく、自分の暮らしも心地よくしてくれます。
結果的に出費が減ることも多く、「我慢」ではなく「楽しい選択」になっていきます。
おわりに
今回は、「パーマカルチャーって結局なに?」というテーマでお話しました。
少しでもイメージが湧いていたら嬉しいです。
Play at Earth は、パーマカルチャーの体験や講座を開いています。
もし、「話を聞いてみたい」「体験してみたい」と感じたら、無理のないタイミングで覗いてもらえたら嬉しいです。
講座 体験会について詳しく知る
読んでいただき、ありがとうございました。

